【コラム】オッサンこそプログラミングを覚えた方が良い理由

ども、社内SEになってプログラミングを真剣にやり始めた良い歳こいたSu３（スーさん）です。

今までは、デザインとかマーケティングとかどちらかと言うとフロント系のことばかりやってきていたのですがひょんなことからバックエンドも任されることになってしまって戦々恐々しております。

と、言いますのも情報系、WEB系ってそれだけでビジネスモデルが成立するくらい専門性の高い物ですし、時間も労力もかかるジャンルですが、私が求められているのは両方ともプロレベルで出来るスキルを要求されているのです。

この時点で、どちらかの業界にいる方なら「戦々恐々」の意味を分かっていただけると思います。正直言って完全ブラックですし、上司は全員ズブのド素人、人を増やせ、専門部署にして分割しろと言ったところでその要求が通るほど予算は避けない、むしろそこに予算をかける意味すら理解していないのです。

一つだけ本当に怖いのは取り返しのつかない事態がいつか起きてしまわないか、それが本当に恐ろしいのです。なにせ解らない俺が一番わかっている状態なんです。

それでも引き受けたのは会社から給料をもらいながら、今までやろうとしてもなかなか進まなかたったシステムやネットワーク、プログラミングといったバックエンドの勉強が出来るという点だけで引き受けました。

さすがに業務に関連するとなると嫌でもやる環境になるし早く習得するだけ有利になるっていうので尻に火をつけて無理やりやっております。

そうまでして、今までフロント系でやってて突然バックエンドに転向して無理くりやる必要があるのか、それならもともとのスキルをベースアップしていった方が良いのではという意見も出てくるでしょう。WEB系、IT系という業界について少し真剣に考えてみたときに、両者ともに新しいスキルは物凄いスピードで展開されてきています。

それに付け加えて、プログラミングが必修科目となった、という点が大きいです。

これから5年、10年、15年とたった時にプログラミングの概念から基礎知識を身に着けた若者が普通に社会に出てくるようになったときに、今までならプログラミングが多少出来るというだけで重宝されてきたのが出来て普通の時代になったら、プログラミングが全くできない人は今でいうパソコンやスマホが使えないお年寄りと同じになってしまいます。で、そこから5年とか10年更に立った時にはフロントエンドもバックエンドもどっちも出来て普通というような感覚になるんじゃないかと思うんですよ。

そんな中で「私はどちらかというとデザインが好き」とか「俺はプログラム書いていた方が好き」とか「彼女のデザインを採用しよう」とかみたいなフェーズで適材適所が割り振られる時代が来るんじゃないかなって思ったりするんです。

そうなったときに一歩で遅れてる自分はフロント系しかできません、デザインは好んでくれる方のは出来ます。だと食いっパグれるのは目に見えてるので新しいスキルを身に着けて自分の幅を広げるためにバックエンドもやりたいという思いはずっとあったんです。今の時点で言えばどちらかに特化していればそれだけで独立して食っていけるでしょうけど、WEB系、IT系の進化は激しいです。先にも書きましたが独立した時点でのリソースを食いつぶしてマンパワーで一生食っていける業界ではありません。独立した場合は目の前の仕事をこなし日銭を稼ぐってこともしなければいけませんし、そうなった場合は実際問題として新しいスキルの習得に充てる時間を取り切れないというパターンも出てきてしまうと思います。こんな感じで色々考えた結果、社内SEで金をもらいながらスキルアップが出来るってことでバックエンド関係に転向しました。

フロントエンドはバックエンドのリソースがあってこそ成り立つし、どっちが先でも良いと思うんですけど両方の概念を知ってて扱えるだけのスキルがあるとなればディレクションをする際にだって生きてきますし、営業に回った時だって説得力のある営業が出来るようにもなります。新しいプロダクトを立ち上げることだって今まで以上のスピードで出来るようになると考えたら良いことだらけです。

もちろん専門分野でそこに集中した方が企業としては結果的に予算もかからないでしょうし良い物が出来ると思いますが、現状としてそれが通らないのは私にとっては好都合でした。個人的なところだけで言えば会社の給料をもらいながらこれが強制的に出来る環境というのはかなりおいしい話なんです。

とはいえ、これはこれで何かとキツイっすけどねｗ

こういう事を色々考えると今のうちからでもある程度歳を重ねたオッサンこそ気合で両方習得しとけばこれから5年先、10年先には絶対今より楽になったり稼ぎが増えたり重要なポストにつけたりして良いことだらけなんじゃないでしょうか。