ロリポップはビギナー向け:レンタルサーバー
ロリポップ!レンタルサーバーのサービス概要
ロリポップの一番の特徴は、導入するためのコストが低価格で初心者でも簡単に利用できるユーザーインターフェイスでわかりやすい点が魅力的だと思います。
WordPressの導入が簡単
数あるレンタルサーバーの中でも安いレンタルサーバーの部類に入り人気のWordPressも導入しやすく「簡単インストール」を使うとスグにWordPressを導入することが可能です。
必要な機能は大体そろっている!
独自ドメイン、マルチドメイン、無料SSL、各種プログラム言語対応(Apache、PHP、MySQL、CGI、SSL、Perl、Ruby、Python)、オープンソースもほとんどが動きます。
サポート体制が良い
電話サポート、チャットサポート、メールサポート、が用意されておりメールサポートは24時間以内で返事が返ってきますので、レンタルサーバーの扱いに不慣れな人も安心して使えます。
ムームードメイン連携がラク
レンタルサーバーを使う上で独自ドメインの設定は設定してから時間もかかったり、レンタルサーバーとドメイン会社とでサイトを行ったり来たりして設定を行う必要があったりして意外とめんどくさいところがありますが、ロリポップとムームードメインの組み合わせなら簡単に連携出来て設定がすぐにできるのは初心者にもうれしいところだと思います。
ロリポップのデメリット
ロリポップのレンタルサーバーは使い勝手は悪くないですが、いくつかデメリットというか満足のいかない点があります。
瞬間的なアクセス増加にかなり弱い
ロリポップは格安サーバーの部類なので仕方がないといえばそれまでなんですが、瞬間的な高負荷に弱く何かの拍子でブログなどがバズった場合、たいてい503エラーで落ちます。
データベースの数と容量が合ってない
ロリポップはデータベース(MySQL)が使えます。ライトプランで1個、スタンダードプランで30個、エンタープライズプランで100個このようになっております。
ちょっとお店のホームページを作りたい、みたいな時ならロリポップで全然行けると思いますが、本格的にアフィリエイトなどをするのにそこそこアクセスの集まる媒体をたくさん作りたいみたいな場合に例えばスタンダードプランでWordPressを100個作ることができますが、ロリポップではファイル数に上限があり、以下のように数値が決まっています。
- エコノミー:100,000
- ライト:300,000
- スタンダード:500,000
- エンタープライズ:1,000,000
このようになっていて、何個かサイトを作る分にはスタンダードでも十分なんですが、これで月額は500円、一見何も問題なさそうに見えて実際のところWordPressでやそのほかのオープンソースなどを入れたりしていくと100サイトも作る前にファイル上限数に達します。
レンタルサーバー比較系の記事ではあまり触れられていることはないのですが、これはロリポップに関わらずの話でいろいろ無制限になっていたり数が多めに設定されていたりしても実際本格的にサイト構築をいくつも行っていくとファイル上限数でやられてサーバーの性能を引き出仕切れないということが出てきます。
ロリポップの脆弱性
私自身はいろいろなレンタルサーバーを使ったことはありますが、その中でロリポップはちょっと監視を怠ると速攻でWordPressがクラックされるように思います。
いつの間にかメール送信の踏み台にされていたりして海外サーバーからコメントが山のように着たりというような攻撃を一番受けやすいサーバーだと感じています。
※あくまで個人的な主観です。
ロリポップはビギナー向け
色々と総合的にみると、ロリポップは使いやすくてそこまで悪くないけど性能がちょっと物足りない、といったところでしょうか。いろいろ使い倒したい人にはデータベースの数やファイル数上限はすぐに行ってしまうし、アクセス数に瞬間的なバズには耐えられないし、ですので本格的なサイト運営にもちょっと不満が残るので使い道が限定的であれば使えるサーバーだと思います。