複数ドメイン宛メールの集約：fetchmail
fetchmailの機能：
Fetchmailは、オンデマンドのTCP / IPリンク（SLIPまたはPPP接続など）で使用することを目的とした、フル機能の堅牢で十分に文書化されたリモートメール取得および転送ユーティリティです。インターネットで現在使用されているすべてのリモートメールプロトコル（POP2、POP3、RPOP、APOP、KPOP、IMAP、ETRN、ODMRのすべてのフレーバー）をサポートしています。IPv6とIPSECもサポートできます。
Fetchmailは、リモートメールサーバーからメールを取得し、SMTP経由で転送するため、mutt、elm（1）またはBSD Mail などの通常のメールユーザーエージェントが読むことができます。これにより、すべてのシステムMTAのフィルタリング、転送、エイリアス機能が通常のメールと同じように機能します。
Fetchmailは、他のどのUnixリモートメールクライアントよりもパスワードスニッフィングに対する保護が優れています。APOP、KPOP、OTP、Compuserve RPA、Microsoft NTLM、およびCRAM-MD5を含むIMAP RFC1731暗号化認証方法をサポートして、パスワードを完全に送信しないようにします。Secure Shellであるsshを使用したトンネリングによるエンドツーエンド暗号化をサポートするように構成できます。
Fetchmailは、DNSドメイン全体のPOP / IMAP-to-SMTPゲートウェイとして使用でき、ISPの単一のドロップボックスからメールを収集し、ヘッダーアドレスに基づいてSMTP転送します。（ただし、重要なエンベロープヘッダー情報が失われる可能性があるため、これはお勧めしません。ETRNまたはUUCP接続の方が優れています。）
Fetchmailは、ブート時にシステムデーモンとして自動的かつサイレントに起動できます。短いポーリング間隔でこのモードで実行する場合、受信メールリンクがフルタイムの「プッシュ」接続ではないことをだれもがわかりにくいです。
Fetchmailは簡単に設定できます。ドットファイルを直接編集するか、fetchmailディストリビューションに付属の対話型GUIコンフィギュレーター（fetchmailconf）を使用できます。また、linuxconfバージョン1.16r8以降でも直接サポートされています。
Fetchmailは高速で軽量です。LinuxでのPentiumの196Kコアに、その標準機能（POP3、IMAP、およびETRNサポート）がすべてパックされています。
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