プログラミング未経験者の備忘録

ノンプログラマーが社内SEになったのでイチからプログラミングを勉強し始めました!

クラウドソーシングで仕事を受けるのは時間の無駄

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昨今ではインターネットを使って自分でお金を稼ぐ人も増えてきましたね。フリーランスのエンジニアやデザイナーや副業的なスタンスの人、様々なスタンスの人が仕事を取るのに利用しているWEBサービスクラウドソーシングと言うのがあります。

例えば、「ランサーズ」や「クラウドワークス」、「ココナラ」なんかは使っている人も多い事でしょう。

今回は、こうしたクラウドソーシングの実態について触れて行きます。

クラウドソーシングは単価が安すぎる

クラウドソーシングは案件の半数以上が激安単価です。

例えばWEBサイトの構築ならこういうのがあります。

WEB制作の事例

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WordPressでサイト構築をする場合に、今回の事例では発注単価が1万円~3万円ほどとなっています。WordPressはやり方を覚えれば割と素人でも扱えるものでもありますが、作業量と作業時間を考えると通常のWEB制作会社に依頼した場合の相場は簡素なもので15万程はかかりますし、一般的なコーポレートサイトをデザインから下層ページまで作り込んでプラグインの設定や動作チェック、内部SEO対策などを含めて制作した場合、工数はそれなりに多くなります。どんなに作業が早い人でもクライアントとの打ち合わせ等を含めると1週間以上かかる場合が多いです。そういう部分まで含めて考えると制作費の相場は25万円以上はかかってくるのが本来の見積もりになります。

とはいえ、この金額でも10件以上提案している人がいるのが実情です。

記事ライティングの事例

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記事のライティングなんかはクラウドソーシングでは断トツで発注数も受注数も多い仕事で、上記の事例では「文字単価1円」あるのでクラウドソーシングの中では割と良い方ですが、しっかりしたコンテンツを作ろうとすると少なくとも1000文字、平均1500文字から2000文字、少し多くて2500文字から3000文字、コラム系で多い物になると5000文字ほどは書いていく必要があります。

---参考までにこの記事はここまでで約800文字---

しっかりしたコンテンツを作るには時間がかかる

しっかりしたWEBライティングを行おうとすると、「起承転結」を含め見出し3,4つ分「800文字x4見出し=3200文字」これくらいになるので普通に書いて3000文字前後になってきます。問題はこの文字数を書いていくには時間がそれなりにかかるということで、自分が得意なジャンルなら執筆作業にかかる時間は少なくて済むかもしれませんが、関連情報や裏付けを取っていくと1時間じゃとても終わらないことが多いと思います。2,3時間かかることを想定すると、3000文字書く場合、時給1000円出せれば優秀です。1記事3000円を1時間で書けるならまだ良いかもしれません。ここからは個人のスタンスでも大きく違いますが、1日10記事かくにして、1時間3000円だとしても10時間かけて日当の上限は3万円、疲労度や案件によってバラつきはありますし仕事量などもクライアントによってバラバラですから、専業でライターをやっている方なんかは必ずしも「1記事単価3000円で1時間で終わる案件」と言うのばかりではなく文字単価「0.5円」~「0.7円」というのも拾っているのではないかと想像したりもするのですけど、クラウドソーシングからの受注でライターだけで毎日日当3万を稼ぐのは相当大変なことです。

上限値が決まっていてしかも単発の仕事

ライティングに関しては文字が書ければ出来る仕事ですからいろんな方がまずやってみようと思うかもしれません。実際に上の事例でも提案数が50件を超えていますから、多くの方が応募していることがうかがえます。ここで、良く考えた方が良いだろうと思うことは1日10時間ライティングに充てたとして日当3万円を稼ぐとします。良質なコンテンツを作って行くにしても報酬は書いた分を貰って終わりです。

3000文字のコンテンツを1日10記事投稿していくと1年後にはそれなりのサイトに仕上がっていきますからアドセンスなどでも十分稼げる媒体に成長していくチャンスは大いにあります。

目先の金か将来的な利益の種を植えるか

個人のスタンスで随分違うと思いますが、クラウドソーシングについて個人的に思っていることは受注者側は「目先の利益が欲しい人」が多いと思っています。

目先の数万を貰って終わりにするか、将来的に毎月1万がずっと入ってくる媒体を自分で作るか、長期的な視点で行くなら選ぶなら後者を選んだ方が利益は大きいのは間違いありません。その1万円の収益が出るサイトをさらに大きくして記事を外注化させれば自分の時間を確保しながら利ザヤを取れるようになるので日々の作業も楽になります。

クラウドソーシングの闇

割に合わない仕事が多いけどそれを受注しないといけない状況、それしか仕事が取れない状況というのはスキル不足もそうですし利益換算が出来ていないことだったり、競合が多すぎて価格破壊が起きているのも現状です。その他にはクラウドソーシングで発注されている仕事の中にもある程度相場通りの仕事はありますが、クラウドソーシングの闇は深く、相場に近い単価で発注しても横流しされて安いワーカーに仕事を振られるというパターンがあります。結局安いワーカーにやらせるので納品されてくる物のクオリティが低いこともあり安く出しても受ける人がいるのだから安くこき使った方がマシという流れがクラウドソーシングの価格破壊を加速させているとも感じています。

 クラウドソーシングの正しい活用方法

結局のところ最終的にクラウドソーシングの活用方法で一番賢い使い方は、自分でビジネスモデルを構築して収益媒体を用意したうえで激安でワーカーにやらせること、つまり発注者側でクラウドソーシングを使えるようになって、目先の利に捕らわれてる人間を使い倒してこそ儲かる使い方が出来るようになるということに繋がっていくでしょう。こうやって文章にするとエグいなって思ったりしますけど、これが実態ではないでしょうか。